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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【日時】10日8日(水)6限
【場所】図書館第4グループ閲覧室
【人数】6人
【内容】千花『夢魔』、小柳優斗『鉄門海』合評


おひさしぶりです。後期が始まって2週間が経ちましたが、皆さん夏休みの余韻は覚めたでしょうか?今日は久しぶりの例会で、舌がうまく回らなかった会長、田島です。
今日は千花さん『夢魔』、小柳くん『鉄門海』と全くタイプの違う二作品の合評でした。以下、出た意見をまとめました。

『鉄門海』
・「鉄門海上人」の伝記としては完成度が高いが、「鉄門海上人」への無批判な態度は小説としての面白味に欠ける。
・作者の主張が強調され過ぎていて、くどさがある。
・題材の調査は良くできていた。
・↑その分、作中の「神聖」「祈り」「座禅」などの単語は正しいのかどうか疑問が。


『夢魔』
・少女的な逃避願望、という、悪く言えば稚拙なテーマで終わってしまっている。
・現実感、リアリティーに欠ける。
・描写が少なすぎではないか。
・登場人物の心情に迫れていない。



初回としては中々いい議論が出来たかな、と。こんな感じで久しぶりの活動日誌を終わります。担当は田島でした。
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 発進、じゃなくて発刊。笑
 わたしたちの小説や書評を掲載した機関紙「文-bun-」8号を、清心ロビーと存心ロビーに設置しました。最新作です。ご自由にどうぞ!


【活動日】2008年7月16日
【記録者】高村
【時間】6限
【場所】学生会館
【参加した人数】10人くらい

【活動内容&感想】

 ええー、昨日は「文-bun-」8号の残りの製本作業と、ポスター張りをやりました! これで今期の活動は終了です。最終講義日のテストやらレポートやらでみんな忙しかったのに、人数集まってくれて嬉しかったです! お疲れ様でした~♪

 今回は全155ページ、掲載者は10人です。いやー、製本テープが嬉しい悲鳴をあげています。もうすぐ記念すべき「文-bun-」10号なんか出ちゃいそうだし、よくまあここまで俺たち来たもんだなと、なかなか感慨深いです。
 ま、わたしたちはまだまだ発展途上。作品としても冊子としてもサークルとしても、これからどんどん充実して成長していけたらいいな。



 手作りなのでちょっとヨレっとしてたりシワっとしてたりするのはご愛敬ということで……笑。お手に取っていただけたらこの上ない幸せです。
 ご感想やご意見お待ちしております。




追伸。
 さて、次の活動は夏休みの合宿です!
 琵琶湖で花火するぞー♪
 そんで、8号についてもう少し話し合う時間取りたいなーと思ってます。作品だけじゃなく、書評や冊子自体のこととかについて。語る時間はまるっと一晩あるんだぜ。楽しみな。笑
【活動日】2008年7月15日火曜日
【記録者】ムラマツショウタ
【時間】16:30~20:30
【場所】学生会館印刷室→清心館546
【参加した人数】延べ8人くらい

【内容と感想】
 ムラマツです。

 本日は、昨日から引き続き、機関誌『文』八号の印刷と製本作業を行いました。

 製本は最後まで終えることはできませんでしたが、しかしすでに約半分の機関誌が完成し、清心館と存心館のラウンジに、新しい機関誌を設置しました。

 ぜひ手にとって読んでください。そのために機関誌を作りました。





 私たち文芸創作同好会は、小説執筆が自己満足で終わらぬよう、積極的に文学賞へ作品を投稿することを、会員に奨励しています。

 機関誌の発行も、ただ単に努力を形にすることで自分たちが満足感を得ようとするだけものではなく、外の目を意識しようという意図もあります。

 所詮は素人の集まりですから、だからこそ、自分たちだけで満足していてはいけないとプロ以上に感じているし(と言ってしまいたくなる矜持くらいはあります)、これも次の段階へ進むためのステップに過ぎないと考えます。

 それでもやっぱり、毎回機関誌の第一冊目が完成すると、自然に拍手が起こり、みんなで喜びます。

 遠くの夢を追いかける人たちは、いつも近くの目標を達成する嬉しさに支えられているのかも。





 今日の天気は曇りときどき雨・雷鳴で、でも雲の向こうにハッとするような晴れ空が、遠く遠くのほうに見えたりする日でした。

 作業をした教室は蒸し暑く、クーラーをつけると冷えすぎ、決して快適でもないし居心地のいい場所ではありませんでした。床ではなぜか枝豆がくさっていて、消しゴムのかすが散らかっていて、傘の水滴がしたたっていて、なんかヤな感じです。

 こんなところで、誰に読んでもらえるとも知れない機関誌のために単調な作業をひたすら続けると思うと、正直イヤんなりますが、なんかみんなも頑張ってるしやるかあ、つってやってると、おやなんか楽しいぞ、ってなります。

 もし一人で小説を書いていて、夢を目指してるんだけどその道中なんかつまんないなーつらいなーと思う人は、ちょっとウチのサークルをのぞいてみてください。力になれたらなるかもしれません、よ。





 作業は、水曜日、残りの機関誌を完成させて、終了となります。

 みなさん、テスト前で大変でしょうが、がんばっていきましょう。

 ムラマツでした。
新入生の林です。
今日は本日の例会の活動日誌を書かせていただくことになりました。
何かと至らない面も多いかと思いますが、がんばって報告させていただきます。

では、最初にいくた真一さんの『影の人』から。
・文章の構成がしっかりしていた。
・野球の用語を多く用いた文章が具体的で現実味があってよい。
   (逆に最後の一文などが分かりにくかったという意見も)
・回想の形式が生きていない気がする。
・落としどころがありきたり。

 等です。
 スポーツ系の小説特有の純粋さがよく出た心地よい小説でした。

次に小柳優斗さんの『朧ヶ岳の龍の泉――龍神遭遇譚――』
・多量の文章を書ける力に敬服
・文章の質の高さ。特に会話文には魅せられる。
・一人の人間の主観の中でしか語られていないのが、物語を狭くしているのではないか?
・書きすぎな部分がある。あえて書かない、物語によって語る部分も必要ではないか?

 実は自分はまだ途中までしか読めていませんがw
 前の「塵箱」でも思いましたが小柳さんのこういう硬質な文体を貫くことができるちからが羨ましいです。

 最後に吉田克己さんの『顔のないやさしい人たち』
・「やさしさ法」という人を引き込む発想がいい
・物語の結末部が上手かった
・ヨウコがどういう人間なのかよく分からない
・テーマを追っていくと矛盾があるのでは?

 発想がすごく豊かであり、もう一度読み返したくなるような小説でした。また、会話文がすごく巧みでした。
 
 非常に拙い感じの文章ですが、ご容赦ください。
 これからもよろしくお願いします。
【活動日】7月2日(水)
【活動場所】図書館3階第3グループ閲覧室
【参加人数】2人
【内容】いくた真一『影の人』、吉田克己『顔のないやさしい人達』、K君(仮名)『朧ヶ岳の龍の泉―龍神遭遇譚―』 合評



 近頃の、このコインロッカーにでも閉じ込められたような暑さと湿気と閉塞感にまいっている会長・田島です。
しかし、2日の例会は10人収容の第3グループ閲覧室にまさかの2人。広々というか寒々しかったです。
今月はテストやらレポートやら発表やら、皆さん何かとお忙しいようですが、なるべくご参加ください。
2人ということで、合評というか対談のような形になってしまいましたが、以下内容。

いくた真一 『影の人』
・文体、会話文に堅さ(書き慣れてない感)が目立つ。
・全体的な構成は上手く出来ている、が、それを強調しすぎてしまっているようにも取れる。
・登場人物達の(年齢)設定と描写が遠い。
・回想形式を取るなら、回想前と回想後で主人公の変化を描くべきではないか。
・スポットの当てられている「影の人(キャッチャー)」の描写が少なすぎではないか。
・三点リーダーの使い方がバラバラではないか。
・野球の描写が地の文から浮いているように思える。

 残念ながら参加した2人は門外漢だったため、野球についてはあまり触れられませんでした。
智東君・杉山君の意見に期待。


吉田克己 『顔のないやさしい人達』
・現代社会に対する作者の問題意識が伺われる。
・登場人物に魅力がある。
・情景描写はもう少し必要ではないか。
・小説が問題提起のみで終わっていて、煮え切らない読後感が残る。
・終盤、機械の前で主人公が嘆くシーンは迫るものがある。

 この作品のテーマは、「均質が是とされている社会での個の意味」というところかと思います。(あくまで僕の個人的見解)
テーマについてここで書くとかなり長くなりそうなので省略。また金曜に言います。


K君(仮名) 『朧ヶ岳の龍の泉―龍神遭遇譚―』
・語る、という設定に面白さはあるが、最後まで語り続けると、訓話めいて読者が冷めてしまうのではないか。
・時代考証の細かいところで疑問点が残る。
・龍神の設定や世界観は非常に細かく丁寧に出来ている。

 中々分量のある作品ですが、作者は一月足らずで書いたそうですよ。見習いたいです、ホント…





 とまぁこんな感じで報告終わります。金曜は大勢参加してくれることを期待。
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