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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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 5月11日金曜日におこなわれた、わがサークルの活動について記録したいと思います。筆を執りますは恐れながらこのわたし、文芸創作同好会2007年度会長のシバサキでございます。

 しかし、この文章はどこへ向けての文章なのでしょうか。サークル員へ向けてでしょうか新入生へ向けてでしょうか立命生へ向けてでしょうか。世界へ向けて?そんな大層なことは考えておりません。一篇の小説ならいざ知らず、いちサークルの日誌風情、相手を選べる立場のはずがありません。ならば答えは造作なし、いまこれをご覧になっている「あなた」。それだけでしょう。

 高村氏の予告したとおり、当日の活動内容はテーマ小説「ひきだし」の合評、その続きでした。
 ただし合評した作品が予告と若干異なっております。扱った作品と作者は次のとおり――


   I・Y(仮)(新人)/「ある引き出しの日常と襲撃」
   高村綾/「ノット・フィルド」
   木林黒白/「混沌の波」


 わたし個人の暴力的な感想を申しますと、一番「読ませる」のは「ある引き出しの日常と襲撃」、一番「お話」であったのが「ノット・フィルド」、一番「考えさせる」のが「混沌の波」でありました。とは言いましても、このような場でわたしの拙い読みを小出しにしたところで15秒のCM程度の効果すら表れないことうけあいですから、興味をもたれた方はぜひ店頭まで足を運ぶことをおすすめします。賞賛も罵倒も、すべては対象を知ってからのことです。

 「平常とちがってキツイと思われる発言もあった」とは新入生Yくんのこの合評風景を観ての感想ですが、やはり各人が本気のことを本音で話すのですから普段の調子とちがって当然で、日常会話からすれば相手を傷つけてしまいそうな言葉も、わたし達、構わず言います。

 しかしながら、本当は構っているのかもしれません。わたし達は日常、嘘ばかりついているはずです。他人を傷つけないよう、自分を傷つけないよう、本音を優しい嘘で包んで毎日命がけ。そんななかで本当のことを言うことに、構わない人がどれだけいるでしょう。

 それでも震えながら、わたし達、本音で話します。取り繕いのスローガンなど、清心館地下に捨ててまいりました。そうしなければ生きていけなかったのです。そういう人たちばかり集まって、書き続けてきて、書き続けていきます。資格は「本気であること」。それだけです。

 本音で斬り合ったあとは、脱力と充実。一人でこの世界までたどり着くでしょうか。どんな手を使っても世界を広げたい。そう思います。

 日記ばかり書いていて執筆がおろそかになりつつある、シバサキユウでした。おそまつさまです。
 

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 彼の炭酸のおかげでお腹いっぱいです。どうも、高村です。

 さて、まずは本日の例会の内容から報告していきますね。

 今日はテーマ小説の合評をしました。
 四月のテーマは「ひきだし」。
 「ひきだし」という言葉は解釈がたくさんできるわけでもないし、なにかを暗示しやすいようなものでもなかったからちょっと書きにくいかなぁ、と思いましたが、がっつりきてましたね。ひとつのテーマでも、それぞれ書き手によって世界観がぜんぜん違うのが、テーマ小説の面白いところです。そうそう、新人一年生の作品を初めて読ませてもらいました。いやはやなかなか。これは有望ですよ! 乞うご期待!

 えぇと、作者と作品名もあげたほうがいいのかしら? 一応リストアップしておきます。

 高瀬(新人) 「ひきだし」
 木林黒白   「灰色パラダイス」
 よりふじゆき 「引出しの中の幸福」

 明日以降は、残りの以下の作品を合評予定です。

 I・Y(新人)  「ある引き出しの日常と襲撃」
 木林黒白   「混沌の波」
 田島翔    「ヌーボーの机」
 高村綾    「ノット・フィルド」 

 他にも、現在執筆中の方々がいるのでまだ増えますね! 前回のテーマ小説は提出したのが三人(じゃなかった?)だったので実に喜ばしい。でも〆切は守ってください。おねがいします……笑。

 * * * * *
 
 小説を書く、という作業は、あまりにもしんどい。
 なんのために書いているのか。書いたものにいったいどんな価値、意味があるのか。自己満足。向上心。顕示欲。芸術。文学。カタルシス。書くということ。読まれるということ。考え出したらしんどすぎて、やっていられない。
 わたしたちは、沈みかかった船に必死でしがみ付いている遭難者なのかもしれない、と思う。嵐の海に惑い、右も左も、上も下もわからない。しかし、もし茫洋の海にたったひとりだったら、あっという間に溺れて死んでいただろう。自分から、マストにまわした腕を放して。

 何が言いたいかと言いますと!(照)
 ひとりじゃないから、手を離さずにいられるのかなぁ、と思うのです。小説を書くということ。読むということ。そんなことを、苦しみながらでも、ともに考えていけたら……。だからどうか、今だけは、いっしょにいてくださいね。

 ∑ハイッ! ↑これにちょっとでも心が動いたアナタ! 今すぐ文芸創作同好会へ入会ですぞッ!(笑)
本日は、前回の「書き出し文」研究の続きをやったあとに、今後の活動方針について話し合いました。

私たちの軸となる活動は「機関誌の発行」ですが、もちろん、活動はそれだけではありません。
文学研究やそれにともなうゼミナール大会への出場なども控えています。
今回はそれらの「第2の軸」についての話し合いを多くしました。
そしてその結果、当番制で、サークル員が自分の回を仕切る、ということが決まりました。
自分の回で何をするかは現在のところ自由で、例えば「ぼくは風景描写が苦手だから、それについてみんなで研究してみよう」だとか「この作品には参考になる部分が多いと思うから、みんなにも読んでもらおう」などと発案することが期待されると思います。
これについては、まだ全てが決まったわけではありませんが、どのような効果を生み出すか楽しみです。

私たちのサークルは、創立時のメンバーと、その後に入会したメンバーの交代期にあります。
よってこれからの活動には変更が求められるでしょうし、システムを確立する必要も出てくるでしょう。
2回生、さらには1回生も積極的に参画することで盛り上げていきたいですね。


Sサイズの服がなかなか見つからない2回生、常島
再び和田です。ことわっておきますが、暇人ではありません。

今日はみんなで「書き出し」と「結び」だけを創作するという試みをやりました。
だいたいの作家が書き出しにこだわゆため、一番書き出しは苦労します。
それに、書き出しが作品の形式や内容を決定しまう場合も多々あるので、書き出しが魅力的でない文章はそこで読者を跳ね除けてしまう危険性があります。
実際書いてみて、みんな短時間でけっこう書けるんだなあと感心しました。
でも、あの書いてる途中の沈黙がなんともいえないので、やっぱり「読ん」だり「書い」たりすることは、なるべく例会の事前にやって、例会内で発表できるようにしたいものです。
来週は実際に書いた作品の解題や「書き出しの種類」などをやろうと思います。

禁煙を解禁した和田
投稿当番が決まってないようなので、自分がいたとこだけ投稿しときます。
これは投稿の雛形ではないので、各自自由な内容で投稿してください。

この日は書評の書き方をやりました。
文創では機関誌に「月イチ文庫」という書評を設けていて、各自自由なスタイルで書いていますが、やはりオーソドックスなスタイルは把握しておいた方がよいということで、文芸雑誌などの書評コーナーを参考に構成を分析し、書評を書く際の「ここだけは外せないポイント」を探りました。
今日やったことは最低限のルールというか、型のようなものなので、そこから膨らまして面白い書評が書けることを期待してます。

くたびれた元会長の和田
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