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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【活動日】12月17日(水)
【記録者】林
【時間】18時から20時まで
【場所】図書館第3グループ閲覧室
【参加した人数】4人

今日は水沢暮氏の書いた『皇帝の祝日』と
期待の新入会員茂里安氏の処女作『飴玉』の合評を行いました

【水沢暮『皇帝の祝日』】
・主人公の人物形象について
  あまりにも幼すぎるのではないか(直情型)
  絵を描いたりする背景や、母親について分析する様子と性格が一致しない
・タイトルについて
  「皇帝」という語が別にいろいろな物を連想させて不適当ではないか
  そもそも、天皇誕生日をタイトルにもってくることはどうなのか
・姉と弟の関係について
  姉が怒らないのは不自然(逆に兄弟という関係で納得できるという意見も)
  主人公が姉の姿を見て苛立つ件が、姉にたいして持つ感情として適切といえるのか?
・水を飲みながら母さんについて考える件に違和感
・パンツの色が不自然

まだ途中の作品ということです
筆者自身が弟と姉の距離感について悩んでいたのでそいういった面が議論になりました
早く完成させて、ちゃんとした姿で皆さんのお目にかけたいと思います

【茂里安『飴玉』】
・全体としてうまくまとまっている。文章もうまい。
・内容的な面に関して
  ごちそうさま主義ではないか?
  (飴をなめて自分だけ納得すれば許されるのか)
  主人公は自覚的であるからこそ罪は重い
・登場人物の行動に関して
  母親の行動(父親の話を聞く態度、姉が家に上がり込んできたときの行動)に違和感
  たかしという登場人物の行動に違和感
・おばさんの行動について
  飴を渡すというのはあまりにも作られているという印象を受ける
  おばさんの壊れ方について
  (奇声を発したりする訳でもなく優しすぎる)

 全体としてすごくまとまっていた印象を受けました
 処女作でここまでまとまりのある文章になるのはすごいです。
 他には擬音について、また小説の中における点(文字の横に作者が付けるやつ)や改行、また題名についても議論になりました。

 

 なんとか、木曜日の合評の前に書きあげることができました。
 これからはもっといろいろなことに余裕をもって取り組みたいです
 
    



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