毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【日時】 5月16日(金) 6限
【場所】 図書館第四グループ閲覧室
【参加人数】 5人
【内容】 高瀬「階段」「ジュリエットの階段」 多路間「階段の下」合評 詩の合評
【記録者】 はた
今朝方、駅の男性用厠から中年女性が堂々と出てくるのを目撃してしまい若干落ち込んでいます。
その女性が清掃員の方なら落ち込んでいません。念のため。
私情としては、人目につく場所でのその行動力と大胆さ、どうにか控えて頂きたかった。
私とて女性にもう少し夢を持っていたいのです。
そんな話はさておいて、先日の例会の報告です。
久々の参加で新入生の方にお会いできるのを楽しみにしてたのですが、一人も来られなかったので少し残念でした。タイミングが悪いのでしょうか。
◆高瀬「階段」
「ジュリエットの階段」の一つ前の作品になる、「階段」の合評をしました。
高瀬さんとしてはあまり満足のいく作品ではなかったそうですが、部内では好評でしたので当人が驚かれていました。
・感覚を表現することの(自然な)巧さ
・読後感のよさ
・2作目(「ジュリエットの階段」)とかなり印象が違う
・良いものをつかみかけている
・どうしてこれがダメなの?
など。
満足のいかなかった背景的な理由があるにせよ、作品自体は良い雰囲気を持っていたという意見が多数派でした。もっとも、ここで私があれこれ書くよりも一読されたほうが早いのは間違いありません。
また、再度「ジュリエットの階段」の合評も行われました。
◆高瀬「ジュリエットの階段」
前回出された意見に加え、
・構成の上手さと小説としての面白さ
・「階段が消える」という流れが理解できるかどうか
・作中作を入れることへの留意点
などの意見が出されました。
終盤には意外な秘密が隠されていました。話の上でも話を作る上でも。
死は、物語を終結させる上で、ある意味万能なようですね。
高瀬さんが笑顔のまま言い放った、「死んでしまえ」という一言が微妙に衝撃的でした。
◆多路間「階段の下」
前回の感想も交えつつ、どちらかというと観念的な点での話になったようです。
犬に関しての描写、背景説明は前知識なしで書かれたそうですから、その知識量に脱帽です。
・階段の使い方が面白い(階段と犬がヒエラルキーの象徴)
・父親の書き方が上手い
・最後のシーンが良い
・描写が典型的過ぎでは
加えて、本作に留まらない作品全体への意見なども吉田さんから出されていました。
作者あとがき(口頭ですが)も濃かったです。
両作品ともに「犬」が階段に絡めて使われていたため、何か「犬といえば階段」という潜在意識への刷り込みでもあるのだろうか、という話になりました。あるのかもしれませんが、私は犬を飼ったことがないので分かりません。
◆詩の広場
合評が大体終わったところで、珍しく詩の合評を行いました。
吉田さんと高瀬さんが詩を書いてこられていたのですが、何故か見せるのをとても嫌がっていました。
吉田さんの詩は、歌詞のようだ、という意見が出ました。実際、作品は音楽をイメージしながら作っているそうです。独特のテンポと言葉選びからは、普段の創作とはまた違ったものを感じました。
高瀬さんの詩は物語性があって、具体的に意見を述べるのは難しいのですが、素敵でした。
詩の合評は、小説と比べるとどうにも少し難しいようです。
それにしても皆さん、自分の詩を見せるのはあまり好まれないようです。
いっそのこと恋の詩など書かれてはどうでしょうか。それを皆で音読したら、第三者的にはとても面白いと思うのですが。
高瀬さんの作品も多路間さんの作品も、ムラマツさんの評が正鵠を得ていたので、それを書けば良かったような気もします。が、どう考えてもムラマツさんが書かれたほうが早いのでここでは割愛させて頂きます。
今回の作品はお二方ともある程度の実体験に基づいたものだそうで、そのようなことも話の説得力を強めているのだろうかと思いました。
合評以外にも、文学の話や犬の話など面白い話が聞けました。こうした雑学が増えていくのはサークルに顔を出す楽しみのひとつです。
女の子がいると、もっと楽しみです。
余計な本音が混ざりました。すみません。手が勝手に。
少人数にせよ大人数にせよ、密度の濃い話が聞けるサークルです。熱い文学話がしたい方、面白い話が聞きたい方、どうぞお気軽に足を運んでみてください。
特に女性は大歓迎です。
申し訳ありません、手が滑りました。もちろん男性も歓迎です。
それではこの辺で。
【場所】 図書館第四グループ閲覧室
【参加人数】 5人
【内容】 高瀬「階段」「ジュリエットの階段」 多路間「階段の下」合評 詩の合評
【記録者】 はた
今朝方、駅の男性用厠から中年女性が堂々と出てくるのを目撃してしまい若干落ち込んでいます。
その女性が清掃員の方なら落ち込んでいません。念のため。
私情としては、人目につく場所でのその行動力と大胆さ、どうにか控えて頂きたかった。
私とて女性にもう少し夢を持っていたいのです。
そんな話はさておいて、先日の例会の報告です。
久々の参加で新入生の方にお会いできるのを楽しみにしてたのですが、一人も来られなかったので少し残念でした。タイミングが悪いのでしょうか。
◆高瀬「階段」
「ジュリエットの階段」の一つ前の作品になる、「階段」の合評をしました。
高瀬さんとしてはあまり満足のいく作品ではなかったそうですが、部内では好評でしたので当人が驚かれていました。
・感覚を表現することの(自然な)巧さ
・読後感のよさ
・2作目(「ジュリエットの階段」)とかなり印象が違う
・良いものをつかみかけている
・どうしてこれがダメなの?
など。
満足のいかなかった背景的な理由があるにせよ、作品自体は良い雰囲気を持っていたという意見が多数派でした。もっとも、ここで私があれこれ書くよりも一読されたほうが早いのは間違いありません。
また、再度「ジュリエットの階段」の合評も行われました。
◆高瀬「ジュリエットの階段」
前回出された意見に加え、
・構成の上手さと小説としての面白さ
・「階段が消える」という流れが理解できるかどうか
・作中作を入れることへの留意点
などの意見が出されました。
終盤には意外な秘密が隠されていました。話の上でも話を作る上でも。
死は、物語を終結させる上で、ある意味万能なようですね。
高瀬さんが笑顔のまま言い放った、「死んでしまえ」という一言が微妙に衝撃的でした。
◆多路間「階段の下」
前回の感想も交えつつ、どちらかというと観念的な点での話になったようです。
犬に関しての描写、背景説明は前知識なしで書かれたそうですから、その知識量に脱帽です。
・階段の使い方が面白い(階段と犬がヒエラルキーの象徴)
・父親の書き方が上手い
・最後のシーンが良い
・描写が典型的過ぎでは
加えて、本作に留まらない作品全体への意見なども吉田さんから出されていました。
作者あとがき(口頭ですが)も濃かったです。
両作品ともに「犬」が階段に絡めて使われていたため、何か「犬といえば階段」という潜在意識への刷り込みでもあるのだろうか、という話になりました。あるのかもしれませんが、私は犬を飼ったことがないので分かりません。
◆詩の広場
合評が大体終わったところで、珍しく詩の合評を行いました。
吉田さんと高瀬さんが詩を書いてこられていたのですが、何故か見せるのをとても嫌がっていました。
吉田さんの詩は、歌詞のようだ、という意見が出ました。実際、作品は音楽をイメージしながら作っているそうです。独特のテンポと言葉選びからは、普段の創作とはまた違ったものを感じました。
高瀬さんの詩は物語性があって、具体的に意見を述べるのは難しいのですが、素敵でした。
詩の合評は、小説と比べるとどうにも少し難しいようです。
それにしても皆さん、自分の詩を見せるのはあまり好まれないようです。
いっそのこと恋の詩など書かれてはどうでしょうか。それを皆で音読したら、第三者的にはとても面白いと思うのですが。
高瀬さんの作品も多路間さんの作品も、ムラマツさんの評が正鵠を得ていたので、それを書けば良かったような気もします。が、どう考えてもムラマツさんが書かれたほうが早いのでここでは割愛させて頂きます。
今回の作品はお二方ともある程度の実体験に基づいたものだそうで、そのようなことも話の説得力を強めているのだろうかと思いました。
合評以外にも、文学の話や犬の話など面白い話が聞けました。こうした雑学が増えていくのはサークルに顔を出す楽しみのひとつです。
女の子がいると、もっと楽しみです。
余計な本音が混ざりました。すみません。手が勝手に。
少人数にせよ大人数にせよ、密度の濃い話が聞けるサークルです。熱い文学話がしたい方、面白い話が聞きたい方、どうぞお気軽に足を運んでみてください。
特に女性は大歓迎です。
申し訳ありません、手が滑りました。もちろん男性も歓迎です。
それではこの辺で。
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