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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【活動日6月6日金曜日
【記録者】ちとー
【時間】18時から20時まで
【場所】図書館グループ閲覧室
【参加した人数】8人


8人の参加者のうち4人が文学部哲学専攻でした。
彼らは我がサークルの一大勢力ですね(経営学部は増えないの……?)


さて、昨日の活動の内容は……
まず、前回に引き続きMさんの作品を合評しました。
感想として、
・(年齢・時・世界観などを考えると)戸惑ってしまう言葉遣いが多かった。
・既存のファンタジーを読んでいないと分からない部分がある。
・あらすじのような感じがする
・作品をいくつかに分けても成り立つほどたくさんの要素がつまっていたので、それぞれ補強していけばよくなるのでは?
といったものがありました。

その後は、新入会員のI君が小説を持参していたので、それを読みました。
……その小説は主人公が「畳のささくれ」について考えをめぐらすという、ハードボイルド至上主義者(にいつからかなっていた)私にとってはかなり風変わりなものでした。
他のみんなにとってもそれは同じだったと思います。
だって、ねぇ? ささくれを見ながら「神」とか「死」とかについて考えてるんですよ?
いいから学校行けよ、みたいな(笑)

でも、こういうやりかたもあるんだなぁ、と感心。
それにしても、どういう意図があったんだろう。
気になるー。


2つの小説を見ていると「敷居の高さ」という問題について考えさせられた。
Mさんの小説は、ある一定の世界観を持っていた。
それを理解することで、はじめて作品に入り込むことができる。
一方I君の小説は、畳を知っている人ならば誰でも読むことができるものだった。

どちらが良い、悪いという問題ではない。
ただ、ジャンル特有の約束事のようなものが存在する小説の場合、その扱いを間違えると読者の幅や解釈をひどく狭いものにしてしまう可能性もある。
うーん、難しい。



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月イチ文庫の候補を載せて起きます。
俺は読んでるわけではないのでさっぱりなのですが、興味を持った方がいればぜひ。
もちろん候補以外の作品もアリです。新入会員の方もぜひ。

3月
「こころ残り」 阿刀田高
「人生ベストテン」 角田光代
「死せる湖」 瀬戸内寂聴
「夢のような幸福」 三浦しをん
「古道具 中野商店」 川上弘美
「ガール ミーツ ボーイ」 野中柊
「狂気の愛」  ブルトン


6月
「夏の吐息」 小池真理子
「浄土」  町田康
「ニート」  絲山 秋子
「スープ・オペラ」 阿川佐和子
「シシリエンヌ」 嶽本野ばら
「ひなた」  吉田修一


よくワカンネ。やっぱみんな自分で選ぼうよ。
ちなみに
2月は米澤穂信「犬はどこだ」
4月は小林多喜二「蟹工船・党生活者」
5月は古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」
です。

……ところで、多喜二のは4月発売の新装版なんだっけ?
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» 無題
あっ!しまった!!
『蟹工船』5月発売だった!
何か別のにするわ~
タジマ 2008/06/07(Sat)17:50:33 編集
» 無題
映像学部は増え……(以下略
ところで、6月は自分が読んだ作品が2作品文庫化されるようなので(2冊とも候補以外の作品ですが)、よければ自分が書いてもいいですか?

……しかし、文庫を読んでから書くのではなく、単行本で読んだ作品が文庫化されるから書く。
なんか違うよなあ、という気がしなくもないです(笑)
いくた真一 2008/06/07(Sat)22:08:34 編集
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