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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【活動日】2008年10月22日
【記録者】ムラマツ
【時間】18時~20時
【場所】図書館・第3グループ閲覧室
【参加した人数】9人



元会長だった。
ムラマツ、pelo、シバサキ、紫崎塔人(むらさきざきとうと)、世に呼び名は数あれど、とにかく私は元会長だった。
……
ムラマツです。雨でも人けっこう来ました。例会の報告をします。



今日は

杉山研『デイドリーム』
村松翔太『その飛行機、ハイジャックにつき』

の合評をしました。



『デイドリーム』

読者によって解釈の分かれた作品。

なにやら仕事をしている主人公が、とある雑誌に載っていた「好きな内容の夢を見る方法」を実践していくうちに、現実(現在)の描写と夢(過去)の描写を交錯させるように作品は展開、その中で読者はところどころにほのめかされた、主人公の過去の出来事を徐々に知ることとなる――
という趣向の作品。これがハマれば面白い読み物になりうる! という意見も。

ただいかんせん作者の意図したものが、あまり読者に伝わり切ってはいなかったようだ。少なくともこのサークル会員たちの間では。
ある人は、主人公は仕事をクビになって地元に帰ってお姉さんと再開した、と読んだ。またある人は刑務所に入っていた主人公が釈放されて地元に帰って姉と再会した、と読んだ。またまたある人は、すべては起きながらに過去の夢を見続ける主人公が、刑務所内で姉と面会した、と読んだ。そして実は主人公は死刑囚で、過去で姉以外の家族を皆殺しにして独房に服役していて、死刑間際に姉と面会した、と読んだ人はいなかった。

あくまでも、このサークルの間では、ではあるけども。

けれどやはりもう少し読者に歩みよる必要があったのかもしれない。
わかりやすい表現ではなく、ちりばめられた描写を拾い集めることで真相が読めてくるという作品作りは、なにか作者の美学を感じて好感がもてる。どこまで歩み寄るか、どこからは譲れないのかの線引きは、作者に委ねられている。今回の合評で得たみんなの意見が、自分なりの読者との距離感を図る手がかりになれば、このサークルにも価値があると言えるのやも。やも。

バットをぬぐうとか、桑の実で口が赤いとか、嫌な匂いとか、タバコとか、いろいろヒントは出てるんだけどね。
まあ、どうだろう。といった感じ。
読んでない人は読んでください。

付け足し。
夢を題材に扱う小説が、うちのサークルにはわりと多く提出される。
それらは今まで批判点としては、夢ゆえの非現実性が作品の説得力のなさにつながっているんじゃないかという意見があったのだけれど、今回この作品はそういった批判を乗り越えているように見えたのでよいんじゃないかと!
よいんじゃないかと!
思いました。



『その飛行機、ハイジャックにつき』

私の作品。
みなさん読んでくれてありがとうございます。
楽しい小説を書こう! というコンセプトの下に書かれた作品。

合評の様子↓
「エンターテイメントを徹底した面白さがあるよね」
「タイトルなんかいかにもだし」
「あのキャラがいいよ、ほらあのキャビンアテンダント」
「えー、でもかわいそうだったじゃん」
「そうなんだよ好きだけどかわいそうだったんだよー」
「しかもなんか少年に射精されてるよね、あれ」
「うわーこわかったよーこわかったよー」
「いや、僕が面白いと思ったのは描く主体を変えていってるところで」
「一人一人背景をちゃんと書いてるよねー。でもなんかすらっと読めるみたいな」
「長かったけどすぐ読めましたよ」
「あとすげえ笑った」
「ああ、ネズミーカントリーの三木」
「タイアップね」
「走ってきていた、はだしで。とか」
「ゲボ出し過ぎだろ」
「ANAてオイ」
「擬音おもしろいっすよねー。ホイがつんッ!」
「授業中やばかったー」
「下調べもちゃんとしてる?」
「うん」
「9mmパラベラム弾」
「でもハジョウツイはあやしい」
「あとさあ、ポリフォニー的なこととしても読めなくはないんだよね」
「はあ」
「ドストがね。はにやがね」
「ヨーコってナニもんなの?結局さあ」
「キャラ彼女うすいよねー」
「あとラストがありきたりのヒューマニズムっぽくてなんかなー」
「もっと壮大なテーマを描けましたよね」
「えー、感動したのにー」
「最後根岸老人がまったくまともな論理で正治を言い包めてるのがなんだかなー。今更言うか? それを、って感じ」
「ああー。でもさー、私はなんかこんだけたくさんしゃべっておいて本当に言いたいことはサラッとしか言わないところなんか好きなんだよねー」
「ふーん」


あらすじとしては、ある飛行機で狂言ハイジャックを仕掛けて乗客がどう反応するか見て楽しんでやろう、っていうエキセントリックな老人がいまして。まあそれでいろんな人物がてんやわんやに動きまくる、っていう筋です。ストーリーがどうのってよりも文体やスピード感に重点を置きました。なんかそれが伝わったみたいで、書いてよかったです。これからもがんばります!


みんな長いのにちゃんと読んできてくれたみたいで、ありがたいです。
なんかもう理屈じみたり説教くさかったするのはうんざりだったので、このような形になりました。
面白い! 楽しい! で今回は超満足です。

卒論の合間をぬって私は書きましたよ。
みんなも書いてね!
それが裏テーマです。ふふふ。
終わります。
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コメント
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» 無題
自分の作品パロってる出だし!!!笑
相変わらず面白いですね。
わたしもがんばろー……出せたら……
とりあえず月イチ文庫は書こうと思いました。
高村 2008/10/23(Thu)07:07:39 編集
» 無題
キミの熱い作品を待っています!
ムラマツ 2008/10/23(Thu)20:30:01 編集
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