毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【活動日】12月3日(水)
【記録者】曽我部
【時間】18時から19時半まで
【場所】図書館第3グループ閲覧室
【参加した人数】6人
【活動内容】小柳優斗『空似の顔』、すてぃんがー『日記』の合評
山で転んで足を15針縫いました、副会長の曽我部です。こんにちは。
お風呂に入りにくくて困っています。
テーマを設定してそれについてそれぞれが小説を書く「テーマ小説」。
今回のテーマは「姉」!
あえて人物のしばりを作り、人物造形に力を入れてみよう、という意図もあってのこのテーマ。
作者の意図する人物像と読者に伝わった人物像を比較考察するのもひとつの目的です。
このテーマなかなか難しいようで、締め切りを過ぎて出されている作品は現在2つ。
わたしもまだです。がんばります。
今日は締め切りをわりと守ったがんばりやさん2作品の合評をしました。
【小柳優斗『空似の顔』】合評
・作者は毎回文量が多くてすごい。定期的にこれだけ書ける力があるのがすごい。
・構成がしっかりしている、考えて考えて作ったんだな、と分かる。
・浅沼の小学生時の日記の気持ち悪さがいい。すごくいい。作者の持ち味。
・逆に、大人になった時の日記が常識的すぎて、浅沼を擁護するつくりになってて、ずるい。
・ずるいけど、この物語の流れは、大衆読者を獲得するのではないか。
・それにしてもずるい!
・浅沼を責められないように、姉を殺した「元凶」を作って読者の目を向けさせている作者の意図が見えてしまっている。
・ずるいけどやっぱそれはうまいと思う
・長いんだけど、主人公の正体は何だとか、日記の続きだとか、読者に読ませる装置がうまく入っていておもしろく読めた。
・てゆうかおもしろい!
・日記の使い方がうまい。読者に「盗み見」のどきどき感を与えている。
・今までの作品と比べると難解な漢字や言葉が減ったが、まだ少し残っている。
・今までの作品にあった説教くさい感じがだいぶ抜けてきた。
・浅沼が姉に対しての気持ちを「異性愛」だと言っていたことに対して疑問。そうは見えない。
・母親的役割も担っていたので、やはり異性愛というよりは「エディプス・コンプレクス」に近いのではないか。
個人的には小柳くんの今までの作品で1番すきです。おもしろかったです。
くっそー、って思いました。
短編が提出されることが多いテーマ小説の中で、この文量、で、長いのに飽きさせないおもしろさ。
くっそー、くっそー。がんばろう。
【すてぃんがー『日記』】合評
・処女作としての、これからです! みたいに勢いがあっていい。好感が持てる。
・言いたいことが溢れ出している。
・「はじめて書いた小説」、大切にしてほしい。
・など、生あたたかい愛溢れる意見多数。以下、内容についての言及。
・ダウン症の姉ちゃんがじらを言って人の本性を見る、という具体的な話を書けているのがいい。
・世間一般で言われていることも、そのまま使うのではなく、小説の中では自分の言葉で表現するべき。
・日記の内容が嘘だ、と読者に示す手がかりがもう一歩足りない。
・「差別」問題を書くことを避ける書き手は多い。確かに重たいテーマだが、書きつめてもらいたい。
・実体験を基に書くのはリアリティがあっていいが、自身を一度客観的に見て、作者の感情の勢いで書かないようにするべき。
・タイトルが安直すぎる。
・健常者たちの「目」に対する注目
読み専門のつもりだったという作者のはじめて書いた小説です。
合評にいた皆さん言ってましたが、はじめての小説って、やっぱり大切に残しておいてほしい。
文章の荒々しさや拙さはこれから書いていく中で上手くなっていくだろうし、大事なのは書きたいことがあって書いた、という姿勢だなと思いました。
そして筆名「すてぃんがー」、これは前会長ムラマツさん命名の彼のあだ名です。誰も呼んでませんが。
ペンネームもおいおい考えていきましょう。
聞くところでは、皆さんテーマ小説を書き進めているようです。
これからどんな作品が集まるのか楽しみですね。
機関誌増刊号の締め切りも徐々に迫ってきています。
クリスマスも迫ってきています。
今年もあと1ヵ月ですね。あせりますあせります。
がーんばーるーぞー
【記録者】曽我部
【時間】18時から19時半まで
【場所】図書館第3グループ閲覧室
【参加した人数】6人
【活動内容】小柳優斗『空似の顔』、すてぃんがー『日記』の合評
山で転んで足を15針縫いました、副会長の曽我部です。こんにちは。
お風呂に入りにくくて困っています。
テーマを設定してそれについてそれぞれが小説を書く「テーマ小説」。
今回のテーマは「姉」!
あえて人物のしばりを作り、人物造形に力を入れてみよう、という意図もあってのこのテーマ。
作者の意図する人物像と読者に伝わった人物像を比較考察するのもひとつの目的です。
このテーマなかなか難しいようで、締め切りを過ぎて出されている作品は現在2つ。
わたしもまだです。がんばります。
今日は締め切りをわりと守ったがんばりやさん2作品の合評をしました。
【小柳優斗『空似の顔』】合評
・作者は毎回文量が多くてすごい。定期的にこれだけ書ける力があるのがすごい。
・構成がしっかりしている、考えて考えて作ったんだな、と分かる。
・浅沼の小学生時の日記の気持ち悪さがいい。すごくいい。作者の持ち味。
・逆に、大人になった時の日記が常識的すぎて、浅沼を擁護するつくりになってて、ずるい。
・ずるいけど、この物語の流れは、大衆読者を獲得するのではないか。
・それにしてもずるい!
・浅沼を責められないように、姉を殺した「元凶」を作って読者の目を向けさせている作者の意図が見えてしまっている。
・ずるいけどやっぱそれはうまいと思う
・長いんだけど、主人公の正体は何だとか、日記の続きだとか、読者に読ませる装置がうまく入っていておもしろく読めた。
・てゆうかおもしろい!
・日記の使い方がうまい。読者に「盗み見」のどきどき感を与えている。
・今までの作品と比べると難解な漢字や言葉が減ったが、まだ少し残っている。
・今までの作品にあった説教くさい感じがだいぶ抜けてきた。
・浅沼が姉に対しての気持ちを「異性愛」だと言っていたことに対して疑問。そうは見えない。
・母親的役割も担っていたので、やはり異性愛というよりは「エディプス・コンプレクス」に近いのではないか。
個人的には小柳くんの今までの作品で1番すきです。おもしろかったです。
くっそー、って思いました。
短編が提出されることが多いテーマ小説の中で、この文量、で、長いのに飽きさせないおもしろさ。
くっそー、くっそー。がんばろう。
【すてぃんがー『日記』】合評
・処女作としての、これからです! みたいに勢いがあっていい。好感が持てる。
・言いたいことが溢れ出している。
・「はじめて書いた小説」、大切にしてほしい。
・など、生あたたかい愛溢れる意見多数。以下、内容についての言及。
・ダウン症の姉ちゃんがじらを言って人の本性を見る、という具体的な話を書けているのがいい。
・世間一般で言われていることも、そのまま使うのではなく、小説の中では自分の言葉で表現するべき。
・日記の内容が嘘だ、と読者に示す手がかりがもう一歩足りない。
・「差別」問題を書くことを避ける書き手は多い。確かに重たいテーマだが、書きつめてもらいたい。
・実体験を基に書くのはリアリティがあっていいが、自身を一度客観的に見て、作者の感情の勢いで書かないようにするべき。
・タイトルが安直すぎる。
・健常者たちの「目」に対する注目
読み専門のつもりだったという作者のはじめて書いた小説です。
合評にいた皆さん言ってましたが、はじめての小説って、やっぱり大切に残しておいてほしい。
文章の荒々しさや拙さはこれから書いていく中で上手くなっていくだろうし、大事なのは書きたいことがあって書いた、という姿勢だなと思いました。
そして筆名「すてぃんがー」、これは前会長ムラマツさん命名の彼のあだ名です。誰も呼んでませんが。
ペンネームもおいおい考えていきましょう。
聞くところでは、皆さんテーマ小説を書き進めているようです。
これからどんな作品が集まるのか楽しみですね。
機関誌増刊号の締め切りも徐々に迫ってきています。
クリスマスも迫ってきています。
今年もあと1ヵ月ですね。あせりますあせります。
がーんばーるーぞー
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