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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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 遅ればせながら、9月4日~9月6日にかけて行われた合宿について更新させていただきます。
担当は私、 副会長の田島ですよろしくどうぞ。

取り合えず大まかな日程をば。

  《1日目》
8:00 西大路三条ニッポンレンタカー前集合

9:00 BKCで小島を拾う

12:00 今庄着 竹神部落、日野川、宿場見学

昼食(越前おろしそば)

14:00 東尋坊、雄島見学

16:00 チェックイン

17:00 水上勉文学碑周辺散策

夕食

20:00 入浴

21:00 飲む

以下各自就寝

  《2日目》
10:30 ホテル発

11:00 越前竹人形の里見学

13:00 永平寺見学

昼食

17:00 越前岬見学

19:00 ホテル着

夕食

20:30 入浴

23:00 飲み

以降各自就寝(若干名徹夜)

  《3日目》
8:00 チェックアウト

11:00 小浜着、三丁町、さば街道見学

昼食

13:00 一滴文庫見学

15:00 一滴文庫発

17:00 立命館大学衣笠キャンパス着
 
解散


こんな感じで3日間、我々の珍道中は続いたわけで。
3日間かけて色々な場所を巡りましたが、僕的に一番面白かった毎晩の飲みながらの文学(と言うには憚られる気もしますが)談義でした。
ざっくばらんに色々な話をしたわけですが、ここにあえて特筆したいことが二三。
まずやっぱり「教養」って大切だよねって話。
教養なんて古臭い言葉のような気もしますが、やはりいつの時代も教養がその人の人間性を決めると僕は思います。
教養を必要としない、サブカルチャーとしての文学と言いますが、それは文学の質が下がったのではなく、単に敷居が下がっただけの話ではないか。
つまり、教養が無くても読んでいて楽しいけれど、教養があればもっと面白い、ということです。
今、「楽しい」と「面白い」という言葉を分けて書きましたが、この二つの言葉、同じようで実は全く意味が違います。
例えるなら・・・
よくテレビなどで見る光景ですが、イベントやお祭りの後、インタビュアーが子供にインタビューすると子供は決まって「楽しかった」と答えますよね。
インタビュアーがさらに「どこが楽しかった?」と聞くと、子供は困ったような顔をして、「水が出たとこ(例えばの話です)」とか「火が燃えてたとこ(例えばの話です)」とか、単に見た光景や雰囲気を説明します。
しかし、大人に聞けば「こういう祭りを通して伝統がうんぬんかんぬんで面白かったです」と答える筈です。
何だか分かりづらい例えを引っ張り出してきて余計分かりにくくなった気がしますが・・・
つまり、「楽しい」と「面白い」の違いは、ちゃんと論理的に理由を説明できるかどうか、ということです。
この違いは間違いなく教養の有無からくるものです。

話を戻しましょう。
我々小説を書こうという人間が、単に小説の「楽しさ」しか知らないとしたら、それは非常に問題のあることではないでしょうか。
なぜなら、単に「楽しい」としか言えない子供に「楽しいイベントや祭りを企画しなさい」といっても、自分たちが過去に体験したことを模倣することは出来ても全く新しいものを創造することは不可能なように、小説の「楽しさ」しか知らない人間に全く新しい楽しい小説は書けないからです。
つまり何が言いたいのかというと、楽しい小説でも芸術志向の小説でもミステリーでもS・Fでも、書く(創造する)時には教養が必要になる、ということです。
だから皆、頑張って教養をつけよう!
という話でした。
他にもオタクは文化の支援者としては不適当だよねとか色々話しましたが、そういうことまで書くとものすごい分量になるのでこの辺でおとなしく擱筆といたします。
それでは皆様、休み明けに会えることを楽しみにしています。
田島でした。

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