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毎回の活動を、当日参加した会員が交代で記録。
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【活動日】6/15(月)
【記録者】木林 黒白
【時間】18:00~19:30
【場所】図書館会議室(5)
【参加した人数】8人


梅雨ですね。あまり雨降りませんね。
過ごしやすい梅雨ってかえって不気味。

お久しぶりの木林です。帰ってきました。

本日は
『追悼』水沢暮
の合評でした。



以下出た意見。

・登場人物に年相応のガキ臭さが感じられて良い
・会話文が読みやすくなった
・葬式で悲しんでいる人がいない?
・タイトルには再考の余地がある
・主人公の人間関係の描写が希薄
・「””」の使用は強調過剰か?
・章が洋子からメールをもらったときの反応が淡々としすぎ
・今どきの女子高生はメールにタイトルをつけるか?
・メールタイトルの「!」は狙いすぎ
・洋子の性格をもう少し行動などの描写で説明した方がいい
・細かい修正数点(助詞など


今回の作品は体調が悪い中、徹夜で仕上げたそうで、頭が下がる思いです。まあそのためか、所々に誤字があったり、書き足らない内容があったりで、まだまだ未完成の状態だったと思います。また完成した作品を読んでみれば新たな感想が出できそうですね。

今回の作品は彼の実際の体験に基づいているのだそうで、それ故に心情表現のリアリティには目を引くものがありました。
上に出た意見の他にも、「自分の体験とリンクして内容に実感が持てた」というものが出たんですが、これもそのリアリティにより引き出された意見だと考えられます。

自分の体験をそっくりそのまま参考にする、というのは大味ではあるけど、作品にリアリティを出すにはとても有効な方法であると思います。

読者の体験に語りかけるようなリアリティというのは、「惹きつける力」を生み出すような気がします。
テーマへの誘導など 色んな場面でこの力を使ってみたら面白いですね。


今日は野球組に火が点いて、消火するのがめんどくさかったです。
野球ねぇ……。

ではまた。長文失礼しました。
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【活動日】2009/06/12 (金)
【記録者】吉田
【時間】18:00~19:00
【場所】グループ閲覧室
【参加した人数】6人
【活動内容】「雨と線香花火」合評
【感想】
 前回に引き続き、「雨と線香花火」の合評です。帰国第一作目のくせに、やたら日本くさいのは、あれですよ、外国に行ったからこそ、より日本の良さが身に沁みてわかったとか、そういうお利口さんな返答では納得してもらえんよねそうよね。
 前回と被る批評は割愛して、私が特に気になったことを並べてみたいと思います。

吉田克己『雨と線香花火』

・会話のテンポがいい
・関西弁はあっているか
・どちらが話しているのかわかりづらかった
・実験的な小説
・唯姉との関係性が不明瞭
・最終的に、二人の関係性に、なんらかの清算をつけたほうがいい
・性格など、行動ではなく言葉で説明しがち
・わざわざ花火を家の中でやる必要性はあるのか?
・ライターは、たとえオイルが切れても、一度点いたら消えないのでは?

 今回の裏のテーマは「プロトタイプをいかに個人的文脈にすり替えるか?」でした。文化的慣習って、外部から見た場合に、なんらかの集合体の構成員に共通して見られる特徴、ってことなんですけど、ミクロレベルで見ると、たくさんの個人的な思い入れの偶然の一致でしかないと考えるんですね。ただ、シェアされうる文化的要因が観察されるよ、っていうだけで、普段生活してて、「ああ、今めっちゃ日本っぽいことしてるわ~」とかいちいち意識してる瞬間って、外国人がカルチャーショックを受ける回数よりも明らかに少ないと思うんです。何が言いたいかというと、普段の生活ってそれだけでおもしろいんじゃないの?ということです。ただ、それをエンターテインメントにするのは非常に難しいわけでして、勉強せなならんなと改めて思いました。鋭いご指摘をたくさんくださってありがとうございました。

 今回の合評は、レアなお二人が久々にいらしてくださってテンションあがりました。ていうか、そんなときこそ日誌を書いていただくべきだったんじゃないかということに、帰りの電車の中で気が付きました。
【活動日】6月8日(月)
【記録者】曽我部
【時間】18時~19時
【場所】図書館第6グループ閲覧室
【参加した人数】5人

活動日誌もこの記事でちょうど100記事め!
テンションの高い会長です。こんにちは。

吉田克己『雨と線香花火』の合評をしました。
1年のカナダ留学から帰国して1作目ということで、個人的にはどんな国際的な作品が出てくるのかと期待していたんですが、線香花火、お盆、土間のある家が舞台と、日本的な題材が使われていました。
これについて会員の見解は「日本が恋しかったんだね」とどこまでもカナダ留学を引きずっています。

以下、合評で出た意見です。
作者が欠席だったため、いつもより詳しく書くので長くなります。

・お盆だが、夏らしい季節を感じない
・夜まで雨って降ってるっけ?(京都限定)
・タイトル「雨と線香花火」、でも雨ってあんまり重要じゃなかった
・関西弁がリアルに書けている
・登場人物の容姿が想像できない
・原稿用紙の使い方のミス(「?」「!」のあとはひとマス空ける)
・「なー」「んー」など「ー」が多めだが、一箇所だけ「~」になっている。ミスなのか、意図的なのか。
・ラストが「実は唯姉は幽霊でした」だけではストーリーとして弱い。
・はた、幽霊でしたというラストにするとしても、この一連の流れだけで2人の関係になんらかの清算がついたとは思えない。
・唯姉だけが花火をしているように読めたが、唯姉が線香花火が消えたと同時に消えているので、線香花火をしている間だけ幽霊が出ていると解釈すると、主人公が最初に1人で花火を始めたことになる。
 最初の方で主人公が、唯姉が花火をしたがって始めたと言っているような描写がある、その点について矛盾を感じる。
・キスしていい、と聞く場面
   ・大人になったことの表現か、恋愛感情なのか、家族的な愛情表現なのか、意見がわれたが、その直前に(心の中のひとりごとで)唯姉の容姿をほめているので、恋愛感情として読んだ。
   ・イトコに対する恋愛感情は、小説ではよくある(?)が、現実には少ない。どう捉えるべきか。
・主人公が唯姉に恋愛感情を抱いた過程が分からない。(その部分の物語が読みたい)
・最後の段落がおもしろかった。文章としても、前半よりこの部分が会員には高評価。
・最後だけでなくて、全体的にこういう部分がほしい。
・「なんで、……、戻ってこれたん?」などにみられる「~、……、~」の表現について。あまり見かけない。作者独特?
・唯姉が幽霊だと早い段階で気付いた会員は1名、最後で気付いた会員が4名。
・主人公(ひろくん)がなぜ「あの六月のあの日以来、ここへは来たくはなくなった」のに、今回来ているのか、等、主人公のスタンスが不明。
・帰ってきた理由を含めて、この前段階を物語にしたらおもしろいんじゃないか。
   ・回想で唯姉のエピソードを入れる等
   ・線香花火のシーンを最後にして2人の関係に何らかの清算をつける等


また、情景描写の量についての話題が出ました。
今回の作品に限らず、同好会内で出される作品のほとんどが、プロの作品と比べて情景描写が少ないです。
「ちょっと多いかな」と作者が感じるくらいの枝葉の情報が、読み手からするとちょうどいいんじゃないかという話をしました。
私は、自分で書いている時、2行や3行の情景描写で、ああこんなに書いちゃったら読む人しんどいかなあと心配になることがあるんですが、読み手からすると情景描写や枝葉の情報がなさすぎるとイメージを掴めなさ過ぎるんじゃないかと。
『雨と線香花火』でいうと、せっかく主人公が故郷に帰ってきていて、お盆という行事、親戚が集まっている感じなのに、そのあたりの情報がほとんどありません。
そこがメインになるわけではないけれど、もっと随所随所で膨らましていけるんじゃないかなと思います。


同好会内の有志による立ペンさんとの合同合評会があって、同好会としての活動は久しぶりになりました。
そのせいもあってか、機関誌の締め切りが過ぎた今でも提出されている作品はこの日合評した一作のみです。
吉田さん偉い。

最近みんなのモチベーションが下がっているように感じます。
締め切りを守らなかったり日誌の更新がなかなかされなかったり、私も守れていないのであれなんですが、ゆるゆるやっていくのはすきですが、だれすぎないようにしたいですね。
今週中にはあと3作品は提出されるだろうと期待しています。
【活動日】6/5(金)
【記録者】いくた真一
【時間】18:00~20:30
【場所】清心館545
【参加した人数】15人

日誌が遅れてすみません。
金曜日は立ペンさんとの最後の合同合評会ということで、インフルエンザ騒動のため合評が遅れていた以下の二作を合評しました。

「JOKER」
・面白かったがオチがわかりにくかった
・もう少しババ抜きの場面での説明がほしかった
・主人公とヒロインの掛け合いが軽快でよかった
・描写が全体的に不足しているのでは?
・主人公とヒロインの会話が現実的でない
・小説だからある程度は許されるのでは?
・本文中の小ネタが面白かった

などの意見が出ました。
小説内の会話についての議論がけっこうなされていたように感じました。

「雨を待つ。」
・情報量が少なく背景がわかりにくい
・母親が主人公に注意を払っていないことに違和感
・少女を安易に受け入れる主人公に違和感
・ベンチが象徴的な効果をもたらしている
・心理描写がうまい
・ラストの一揆の説明はいらなかったのでは?
・主人公の話がいまひとつメインになってこない

など。
主人公の彼女についての議論が熱かったですね。

以上です。
月曜日からは機関誌の合評も始まります。各自がんばりましょう。

決算はもう少し待ってください・・・
来週中にはなんとかします。
【活動日】5/29
【記録者】いくた真一
【時間】19:00~
【場所】一次会:焼肉市場 二次会:嵐
【参加した人数】一次会:10人 二次会:8人

焼肉市場を変換しようとしたら「焼きにくい千葉」と変換されました。
なにか千葉に恨みでもあるのでしょうか。

それはさておき、休校明けの29日は新歓コンパでした。
新入生は一人だけとやや寂しい感じでしたが、今回の新歓コンパでしっかりとうちのサークルに溶け込んでくれたのではないかと思っています。
前回に引き続き幹事を務めてくれた林くん、お疲れ様でした。
後輩の某くん、人の家で勝手に朝まで64しててごめんなさい。
つい盛り上がりすぎた・・・

これくらいで報告を終わります。
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