[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
【活動日】5月28日
【記録者】はた
【時間】18時から
【場所】図書館グループ閲覧室
【参加した人数】7人
こんばんは、珍しくサークルへの出席率が良い(当社比)はたです。
今月は一ヶ月に二回も出ました。がんばりました。
・・・がんばってるうちに入らないですね。
そういえば先週ムラマツさんが着てきたという斬新な色のシャツにネクタイは、多路間さんからのプレゼントだったみたいです。仲良しですね。聞き違いだったらすみません。
【活動内容】
今回は、「映像を観て、その情報を文章にする」という珍しい取り組みが行われました。
とある紛争地帯で、街中で戦車(装甲車もあったみたいです)がバキュンして、人々が戦車にバキュンするという内容でした。私は語彙が可哀想な子なので上手く説明できませんが、簡単にいうとそんな感じです。
もっと詳しい内容を知りたいという方は、こちらで詳細が見れると思います。今回はあくまで映像の一部分を使っただけなので、詳細自体はあまり活動内容自体に関係はないですけど。
その短い1シーンを観て、そこから文章を起こすということをその場の全員で行いました。
普段は読み専の私も、その場の雰囲気に押し負けてなんか書きましたが、ごめんコレ無理。むずいむずい。普段小説書いてる人って偉いですね。
で、大体所要時間30分くらいで出来上がったものを皆で回し読みしました。
緻密な情景描写を行ったもの、切り口を変えた視点から描いたもの、詩のように書かれたもの、などなど。
同じ画像を見たにも関わらず、全員がそれぞれに違う雰囲気を持つ作品になっていました。
視点をどこにもってくるか、語り口は一人称か三人称か、表現は、などなどまさに十人十色。
そして特に何も恣意性がない画像のはずなのに、何故か出来上がったものにはテーマが出てくるという、非常に文芸創作サークルらしい展開になってたんじゃないかと思います。
珍しい取り組みでしたが、面白いと好評でした。
こういった新しいことに取り組んでいくから、例会がより刺激的なものになっていくんでしょうね。
あ、それと今回は新しく文学部の方が見学に来られました。 女性でした!
か、勘違いしないでよねっ、別に喜んでなんkイヤッホウ!(ツンデレに挑戦してみたけど無理でした)
色白の綺麗な方でした。創作もされているそうなので、また色々と楽しみが増えます。
----------------------------------------------------------------------------
ちなみに、このブログの趣旨は
・毎回の活動内容を記録する(記録)
・活動に参加できなかった会員に活動内容を伝える(報告)
・このサークルの活動内容を会員以外の一般の人に伝える(広報)
であって(ですよね?)、間違っても女の子を重点的に勧誘するとか、女の子を優遇するとか、そういう目的はありませんので誤解しないでください。
もし万が一そういった偏りが見えた場合は、何らかの幻視もしくは記録者の全面的な責任であって、実在の人物・団体・事件などには一切関係ありません。
【活動日】5月23日
【記録者】高瀬
【時間】18時から
【場所】図書館グループ閲覧室
【参加した人数】5人
【活動内容】
こんにちは。高瀬です。
最近日誌のレベルが高いのでどきどきしながら更新しています。
今日は前回に引き続き、市川くんと智東さんの作品の合評をしました。
まずは市川くんの「窓の向こうの壁のこと」
解釈したくなります。文章うまいです。書きなれているなあ、という感じ。
文章を読んで、なめらかに映像が浮かぶのは、やっぱり脚本を書いているからでしょうか。
あ、明日まで公演してるそうです。
西一風さんの「ねじ工場」、脚本は市川くんです。ご興味ある方はぜひ。
うん、で、肩肘はってないよねーっていくちゃんが言ってたように、すらすらとした文章で、うまいんだけど、解釈しようとした時に、どこをとっかかりにしたらいいかわかんないよねーってこれもいくちゃんが。
だけどもだけど、いろいろ解釈されました。
・壁は他人との隔たりを暗示している。
しかし、白い壁なので何色にも染まる、半透膜なもので、とにかく、あれです、隔たりなんだけど、黒くない。
黒くない隔たり。白い隔たり。
その白の中に、最後に残った黒い染み、あれは、あれだけは決定的なものだったから残ったのではないのか。
・窓を通して、ひとつの世界の区切りがある。スクリーン的な。
窓のこっちとあっち、内側と外側。
「ぼく」と大家さんのいる世界はちょっとだけ隔たってるんだけど、最後のほうの大家さんの一言、「この絵、あなたが描いたんですか」によって、「ぼく」が窓の外に出てくる。
・白い壁は大家さんの家の壁、ひとつの家族の象徴。
その白い壁に10段の階段が描かれる、これは階段ではなく視覚的には、大きな亀裂ではないか。
階段の絵は、家族に亀裂が入ったことの比喩。
しかし、壁は家族の象徴として考えているのに、大家さんは壁の外に出てきている。それがおもしろい。
うーん、なんかそんな感じです。いろいろ。いっぱい出ました。
解釈しなくても物語として楽しめるんじゃないの、という意見も。
物語として起伏はないけど安定してる。この文章は短編向きじゃないかなという意見も。
この人が書いた作品をもっと読んでみたいという意見も。
当の本人は忙しいようで、例会に出てくるのは来月からになりそうですが、この作品についての作者の見解を聞きたいですね。
あと、今うちのサークルには市川くんを入れると3人、哲学専攻の人がいるんですが、彼らの書く作品はジャンルが違っても、作品の根底にある何かが同じではないかと。
ベクトルが、社会ではなく、内側に向かっている感じがする。
って田島先輩が言ってました。あと、いくちゃんも。
わたしも実は哲学専攻です。
ちょっぴりショックでした。
続いて智東さんの「巨人から遠く離れて」を合評しました。
今までの智東さんの作風と変わって、コミカル。キャラクターに個性がある。
エンターテイメント!
読みやすくて、つまづきなく一気に読めちゃいました。
わたしは、らせん階段をのぼったら進化するという設定が出てきたところで、スパイダーマン的などきどき感を感じていたんですが、皆さんは組織論や進化、物語のイデオロギー化について考えながら読んでいたようです。
わたしも読者の目から脱け出して読めるようにならなければ。
でも、読み手をさめさせない書き方ができてるのはすごいと思います。
・坂本の進化の方法について、もっと細かい設定が必要なのではないか?
・どうして坂本は町を破壊しているのか、理由付けがはっきりしていない。
・進化と言っているが、肉体ばかりで、精神は変わっていないので、滑稽。
・進化したのに野蛮な行為しかしていない、なんの為の進化なのか。
という意見が出ましたが、これはすでに加筆修正が進められているそうです。
これから、まだまだ書き足されて、
組織の馴れ合いつれあいを馬鹿にしているが、自分も所詮はその中の一員にすぎないという気付き。
強くなりたい、が、簡単にはなれない、なのに目の前に超人が現れる。こいつはこうも軽々とできている……。
というあたりに注目して、続きを期待しています。
田島先輩が組織論についての話をしてくれました。
実は、共産主義の腐敗とかアナーキズムとか、いまいちわからないまま聞いていました。ごめんなさい。
きっとそのあたりも智東さんの作品を読めばわかる、のかな。ね。
・らせん階段をのぼると進化っていうのがおもしろい。DNAのらせんから考えるのとか、この発想は智東さん独特だなあ。
・最後にはっきりとしたオチがないようだが、しかし、最後は諦めではなく、受け入れた上で「さみしさ」が出ている。
・タイトルについて、「小説から遠く離れて」をパロっているのかと思ったがそうではなく完全オリジナルだった、といういくちゃんの衝撃。
その他、ハードボイルドについてもふれられましたが、いまいち飲み込めなかったので、誰かコメントでお願いします。
あ、あと、智東さんの作品には女性が出てきません。
本人は、書けないと言っていましたが、ぜひ書いてほしいです。ね、いくちゃん。
そんな感じで長くなりましたが、今日も静かに盛りあがった例会でした。
そういえば今日の村松さんは、すごくおしゃれでした。
斬新な色のシャツにネクタイ。
誰が選んでくれたんでしょう。かっこよかったです。
っていくちゃんも言ってました。
さっきからちょこちょこいくちゃんが出てきてますが、今、となりで眠っています。
かわいいです。
わたしもそろそろ眠たいので、いくちゃんにちゅうして寝ようと思います。
おやすみなさい。
【記録者】ちとー
【時間】18時から19時50分頃
【場所】図書館グループ閲覧室
【参加した人数】4人
【活動内容その他】
ちとーです。
他の方々のように上手くは書けそうもないですが、今日の活動を報告します。
まず最初に、市川さんの「窓の向こうの壁のこと」を合評しました。
……主要な意見としてはまず、いろんな解釈ができる小説だよね、というものがありました。
この小説の中で起こった出来事の意味について、みんなそれぞれに想像があるようです。
作者がどういう答えを持っているのかが気になります。
また、現実の社会とは切り離されたところで行われる問答などが哲学的で新鮮だ、との意見もありました。
私もそう思います。この雰囲気はどこからくるんだろうなー。
その後、私の小説「巨人から遠くはなれて」を合評しました。
コミカルさや人物造型には良いところがあるが、テーマに対するつっこみが弱い、矛盾しているといった意見をいただきました。
特に、「進化」が肉体的なものに留まっていること、その目的が不明なことに関しては、私もマズイなぁと思っていたので指摘されてむしろ壮快です。
ここからどう膨らませていくのか、自分でも楽しみです。
さてさて、これからまた書きますか。
それでは短い報告でしたが、失礼します。
【場所】 図書館第四グループ閲覧室
【参加人数】 5人
【内容】 高瀬「階段」「ジュリエットの階段」 多路間「階段の下」合評 詩の合評
【記録者】 はた
今朝方、駅の男性用厠から中年女性が堂々と出てくるのを目撃してしまい若干落ち込んでいます。
その女性が清掃員の方なら落ち込んでいません。念のため。
私情としては、人目につく場所でのその行動力と大胆さ、どうにか控えて頂きたかった。
私とて女性にもう少し夢を持っていたいのです。
そんな話はさておいて、先日の例会の報告です。
久々の参加で新入生の方にお会いできるのを楽しみにしてたのですが、一人も来られなかったので少し残念でした。タイミングが悪いのでしょうか。
◆高瀬「階段」
「ジュリエットの階段」の一つ前の作品になる、「階段」の合評をしました。
高瀬さんとしてはあまり満足のいく作品ではなかったそうですが、部内では好評でしたので当人が驚かれていました。
・感覚を表現することの(自然な)巧さ
・読後感のよさ
・2作目(「ジュリエットの階段」)とかなり印象が違う
・良いものをつかみかけている
・どうしてこれがダメなの?
など。
満足のいかなかった背景的な理由があるにせよ、作品自体は良い雰囲気を持っていたという意見が多数派でした。もっとも、ここで私があれこれ書くよりも一読されたほうが早いのは間違いありません。
また、再度「ジュリエットの階段」の合評も行われました。
◆高瀬「ジュリエットの階段」
前回出された意見に加え、
・構成の上手さと小説としての面白さ
・「階段が消える」という流れが理解できるかどうか
・作中作を入れることへの留意点
などの意見が出されました。
終盤には意外な秘密が隠されていました。話の上でも話を作る上でも。
死は、物語を終結させる上で、ある意味万能なようですね。
高瀬さんが笑顔のまま言い放った、「死んでしまえ」という一言が微妙に衝撃的でした。
◆多路間「階段の下」
前回の感想も交えつつ、どちらかというと観念的な点での話になったようです。
犬に関しての描写、背景説明は前知識なしで書かれたそうですから、その知識量に脱帽です。
・階段の使い方が面白い(階段と犬がヒエラルキーの象徴)
・父親の書き方が上手い
・最後のシーンが良い
・描写が典型的過ぎでは
加えて、本作に留まらない作品全体への意見なども吉田さんから出されていました。
作者あとがき(口頭ですが)も濃かったです。
両作品ともに「犬」が階段に絡めて使われていたため、何か「犬といえば階段」という潜在意識への刷り込みでもあるのだろうか、という話になりました。あるのかもしれませんが、私は犬を飼ったことがないので分かりません。
◆詩の広場
合評が大体終わったところで、珍しく詩の合評を行いました。
吉田さんと高瀬さんが詩を書いてこられていたのですが、何故か見せるのをとても嫌がっていました。
吉田さんの詩は、歌詞のようだ、という意見が出ました。実際、作品は音楽をイメージしながら作っているそうです。独特のテンポと言葉選びからは、普段の創作とはまた違ったものを感じました。
高瀬さんの詩は物語性があって、具体的に意見を述べるのは難しいのですが、素敵でした。
詩の合評は、小説と比べるとどうにも少し難しいようです。
それにしても皆さん、自分の詩を見せるのはあまり好まれないようです。
いっそのこと恋の詩など書かれてはどうでしょうか。それを皆で音読したら、第三者的にはとても面白いと思うのですが。
高瀬さんの作品も多路間さんの作品も、ムラマツさんの評が正鵠を得ていたので、それを書けば良かったような気もします。が、どう考えてもムラマツさんが書かれたほうが早いのでここでは割愛させて頂きます。
今回の作品はお二方ともある程度の実体験に基づいたものだそうで、そのようなことも話の説得力を強めているのだろうかと思いました。
合評以外にも、文学の話や犬の話など面白い話が聞けました。こうした雑学が増えていくのはサークルに顔を出す楽しみのひとつです。
女の子がいると、もっと楽しみです。
余計な本音が混ざりました。すみません。手が勝手に。
少人数にせよ大人数にせよ、密度の濃い話が聞けるサークルです。熱い文学話がしたい方、面白い話が聞きたい方、どうぞお気軽に足を運んでみてください。
特に女性は大歓迎です。
申し訳ありません、手が滑りました。もちろん男性も歓迎です。
それではこの辺で。
【場所】 図書館第三グループ閲覧室
【参加人数】 6人
【内容】 高瀬「ジュリエットの階段」 多路間「階段の下」合評
前回に引き続き、更新の遅れたことをお詫びします。いや、でも今回は忘れたわけではなくてですね、うちのパソコンは無線ランでその電波じょうky…
いや、もう言い訳はやめましょう。そんなくだらないことでこの有効なスペースを無駄にするのは勿体無いですからね。
まずは高瀬さんの「ジュリエットの階段」から。
・「死」を暗示する手段としての階段の消失は、実にテーマに沿ったものだった。
・シュールレアリスティックな展開から現実に引き戻る設定に巧さを感じる。
・しかしシュールレアリスティックな設定を使って暗示するものが「恋人の死」だけでは物足りないのではないか。もっとそこにテーマ性を盛り込めたのではないか。
続いて僕、多路間の「階段の下」。
・エッセイ風の文体だったが、すこし説明が冗長ではないか。
・読者の想像を喚起させる余地が無い。
・俺犬キライだし。
今回はこの辺で勘弁を。今から授業なので・・・
僕も前会長のように上手な日誌がかけるようになりたいな、と思いつつ、擱筆。
担当は多路間でした。